横浜の税理士 廣崎英子税理士事務所 | 経済産業省認定 経営革新等支援機関・freee 認定アドバイザー・MFクラウド公認メンバー

事業者の保険加入のメリット・デメリット

サブプライムローン問題を発端とした金融不安により、景気の先行きはますます不透明になっています。
そのような状況下、中小企業の経営者のみなさまも業績維持のため大変なご苦労をなさっていらっしゃると思います。

しかし、必死の思いで出した利益の半分近くが税金として徴収されるのは、心情的にも、資金繰りの面から見ても辛い時がありますよね。
もちろん納税は国民の義務ですし、なるべくたくさんの利益を出し、きちんと税金も支払いたいと思っていらっしゃる経営者の方は多いとは思いますが、実際問題、キャッシュで支払わなければならない税金の負担感はこのような経済状況の中ますます大きくなっているのではないでしょうか。

そこで、一度保険を見直しをおすすめします。

保険には万一の場合に備えるもの、節税のためのもの、社員の福利厚生のためのもの、将来の退職金に備えるもの、債権者への保障に備えるもの、遺族のためのものなど、その目的によって加入すべき商品がかわってきます。

保険は預貯金や国債等よりも商品の種類が多く、さらに目的にあわせて設計することが可能です。また、規制緩和によりいろいろなニーズに沿った保険も次々と出てきています。

もう、保険は入っているからいいよと思われているかたも、保険の見直しをすることによって、節税やキャッシュフロー改善、従業員への福利厚生などのメリットがでてくると思います。

一方保険はその商品の多様性から、選ぶのがとても難しいものでもあります。一社の保険販売員の方からはその社で扱っている商品の情報しか入りません。

中立的な立場で保険の選択をしてくれるファイナンシャルプランナーや保険代理店に一度、相談してみるのもいいと思います。たいがい無料で相談を行っています。
(経営サポート通信 2008年11月号より)